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アガタビル地下

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大通りから細い路地に一歩入ると、そこにはレトロなペプシマークの付いたビニールのひさしと、怪しげな地下へと続く薄暗い階段が。カーペット敷きの急な階段は、左半分を荷上げ用のベルトコンベアーが占領しているため、幅も狭くなっている。うっかり足を滑らせないように、壁を頼りにゆっくりと降りる事をお勧めする。

地下の重いガラスの扉を開くと、そこには元雀荘だったという広い地下空間が広がる。今は倉庫として使用されているため、雀荘だった面影を見ることは出来ないが、かつてはこの界隈の職人さんやサラリーマンが夜な夜な集まっては、タバコの煙の中で朝までジャラジャラと賑わっていた時代があったはずだ。

初年度(TDB−CE)にはSuper Counterというジャンク&ノイズのアーティスト3人組が、ジャンク品を使ったインスタレーションとノイズライブを行い、その名の通りアンダーグラウンドな怪しげなライブ空間を作り上げた。CET04ではグラフィックアーティストの広岡毅が室内の暗さを利用して、懐中電灯で照らしながら作品を見て回るという展示を行い、空間を最大限に利用した展示を行った。CET05ではアーティストの真柄奈津子が倉庫にある物をダイナミックに再構築することで、見事な空間とのコラボレーションを見せた。

CETの数ある物件の中でも際立って異彩を放つこの地下空間は、毎年多くのアーティスト達の感性をビシビシ刺激し続け、私達はこの空間を愛してやまない。


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(真柄奈津子の作品@CET05)